デンタルニュース

2020.9月 オーラルフレイルを予防して 健康寿命をのばそう!

皆さんは「オーラルフレイル」という言葉を耳にしたことがありますか?日本は、今や世界を代表する長寿国。2025 年には 75 歳以上の後期高齢者が 2,000 万人を超える超高齢社会となります。平均寿命は延びていますが、実は健康寿命は男性で約9年、女性で約 13 年も平均寿命より短くなっています。これは、死を前にして男性は平均9年間、女性も平均 13 年間も要介護状態にあるということです。
要介護状態は、筋力などの身体機能の低下より先に、社会参加など他者との交流が減ったり、口の機能が衰えたりすること(オーラルフレイル)から始まります。そのため、健康な体を維持するため、オーラルフレイルの症状を見逃さないことが大切なのです。

★お口の小さな変化を見落とさないで!
「オーラルフレイル」は、口腔機能の軽微な低下や食の偏りなど、身体の衰え(フレイル)の一つです。お口のささいなトラブルを「年のせい」と諦めて放っておくと、自覚がないままに悪循環に陥ってフレイルからサルコぺニア(※加齢や疾患により、筋肉量が減少すること)、要介護状態、死亡にいたるリスクが高まるのです。下の表で、合計点数が 9 以上の方はオーラルフレイルの危険性があります。放置せずに早めに当院へご相談ください。

 

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