デンタルニュース

2013.12月号 特集:歯が黄色いコンプレックス!

★歯が黄色いのはコンプレックス?
歯のお悩みの中で断トツに多いのが、歯が黄色いというお悩みです。特に中高年になると気にされる方が増えるようです。何年か前に、『芸能人は歯が命』なんていう言葉が流行りましたが、白く輝く笑顔は、みんなの憧れですよね。
★歯が黄色い原因は?
■歯の表面が汚れている
マグカップなどにつく茶渋と同じで、毎日歯を磨いていても、コーヒー、赤ワイン、カレーなどの食べ物に含まれる色素により、少しずつ黄ばんでしまいます。
また、タバコにふくまれるヤニは、歯に付着すると黒っぽくなります。
■加齢による変色
年をとるにつれ、エナメル質が削れていくと、中の黄色い象牙質が透けて見えやすくなり、歯が黄色くなったように感じます。
■過去の歯科治療によるもの
保険の治療で使用するレジン(歯科用プラスチック樹脂)は、劣化しやすく変色しやすい素材です。差し歯や詰め物の変色は、ほとんどがこのレジンの変色です。
また、虫歯治療などで神経を抜いたり、外傷などで歯髄内で出血したりした場合、歯の内部から黒く変色する場合があります。
■薬の副作用によるもの
テトラサイクリンという抗生物質を歯の形成期に服用すると、乳歯の下の生える前の永久歯に、副作用で茶色からグレーの色の帯がつくことがあります。子供の頃にこの薬を服用された方は、永久歯に着色の帯がついていることがあります。
★歯を白くしたい!
歯の色の治療は保険がきかないので自費になります。変色の原因が着色の場合は、PMTCという専門のクリーニングを受けると、かなり白くなります。着色がひどい場合はジェットポリッシャーという専用の器具を使用します。レジンを使った歯科治療で黄色く変色した場合は、詰め物やかぶせ物をセラミックなどの白い素材に変えれば、元々の歯と見分けがつかないほど、白く自然な歯にすることが出来ます。
歯の黄ばみが気になる方にはホワイトニングがお勧めです。ホワイトニングは、人体に安全な薬を使用して歯を漂白する方法です。詰め物や被せものは白くならないので、セットする前にホワイトニングをする必要があります。歯が白くなると年齢が 5 歳若返って見えるという説もあります。歯の色にお悩みでしたらぜひご相談ください。

ページトップへ