デンタルニュース

2013.11月号 特集:お子様の歯ブラシ選び講座

★歯ブラシって意外と重要!
毎日の歯磨きに使用する歯ブラシ、磨ければなんでも良いと思っていませんか?特に成長期でお口の状態が変わっていく子どもは、汚れを取るだけでなく、歯磨きの自立の為ということも考慮する必要があります。
★成長に応じた歯ブラシ選びのポイント
■0~1 歳 目標:歯ブラシの感覚になれる
乳歯が生えかかっている赤ちゃんのお口の中はとても敏感です。いきなり歯ブラシを使うと、歯磨きが嫌いになってしまう恐れがあるので、まずは口触りが良く、ストッパーや柄のついた安全なものを選びましょう。
■1~2歳 目標:歯磨きの習慣作り
自我が目覚め、なんでも自分でやりたい時期です。歯磨き時にはたくさん褒めるなど、関わり方を工夫しましょう。歯ブラシは、歯肉を傷つけにくい柔らかさのもの。子供が興味のある色やキャラクターを選ぶといいでしょう。
■3歳~ 目標:歯ブラシ習慣確立~歯ブラシを使い慣れる
手指の機能も発達し、様々なことが理解できる年齢となると、歯磨き習慣を確立し、歯ブラシを使い慣れる時期に入ります。歯ブラシは、これまでと同様、キャラクターなど、子供が興味のあるものを選びましょう。また、柄が太く握りやすい。小さすぎず平坦な毛先で歯にあてやすいもの。歯肉を傷つけない柔らかさの物を選びましょう。
■5歳~ 目標:歯磨きの自立開始
歯みがきの習慣が確立し、歯ブラシ使いも慣れてくれば、今度は「きれいに磨く」というステップです。歯ブラシは、手指機能、口腔内状況に合わせ、それぞれ個人に合ったサイズ・硬さのものを選びましょう。仕上げ磨きは、自立状態に合わせ、徐々に減少させていきましょう。
★歯磨き粉選びのポイント
ほとんどの歯磨き粉には、むし歯予防効果のあるフッ素が入っています。成分表示に、モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)、フッ化ナトリウム、フッ化第一スズなど表示されていますので、チェックしてみてください。
★定期的なチェックを受けましょう
お子様の成長に合わせて、適切な歯ブラシを選ぶ必要があります。また、むし歯だけでなく、歯のデコボコや出っ歯の恐れはないか、永久歯への生え変わりなども含めて、歯科医院で定期的なチェックを受けましょう。

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