デンタルニュース

2018.11月号 矯正治療ってどんな種類があるの?

★矯正治療とは?
矯正治療とは、弱い力をかけ続けると歯が動く原理を利用して、悪い歯並びや噛み合わせを、きちんと噛み合うきれいな歯並びにする歯科治療です。八重歯や乱ぐい歯などを「叢生(そうせい)」、上下のアゴの歯がきちんと噛み合わない状態を「不正咬合」といいます。そのまま放置すると、
• 食べ物がうまく噛めない
• 言葉の発音が明瞭でなくなる
• むし歯や歯周病になりやすい
• 口臭の原因になる
• アゴの関節に負担をかける
• 歯が折れたり、ケガしやすい
などの問題がでてくる可能性があります。
歯科矯正治療は、叢生や不正咬合を治し、お口の健康を一段と増進させる治療なのです。
★矯正にはどんな種類があるの?
矯正は子どもがするものと、いうイメージがありますが、最近では目立たない舌側の矯正や、マウスピース型の矯正もあり、成人や中高年でもチャレンジする方が増えてきました。
1.マルチブラケット
「ブラケット」という矯正装置を装着して歯列を移動させる方法です。比較的安価で実績豊富な方法です。ただし装置が目立つのでストレスに感じる方がいます。歯の表面につくブラケットが目立つのが気になるという方には、セラミックで出来た白い装置や、透明な装置もあります。
2.リンガル
歯の内側に装着する、他人に気付かれない矯正方法です。やや高価になります。メリットは、歯の裏側に装置をつけるため目立たず、歯の表側のエナメル質を傷つけにくく、人に気づかれずに治療を完了する事ができることです。
3.マウスピース矯正 (インビザライン)
インビザラインやアソアライナーなどがあります。症状によって向き不向きがありますが、透明で他人に気付かれにくいため若者や中高年に人気があります。1日 22 時間着用し、食事のときは取り外します。金属アレルギーの心配がありません。
矯正や歯並びについてのお悩みや、お困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。

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