デンタルニュース

2014.12月号 特集:歯みがきについてQ&A

★歯ブラシの替え時はいつ?
歯ブラシの毛先が外側に開いてきたら、取替えの合図です。また、歯ブラシの毛が開いていなくても、毛のコシは弱くなっています。さらに、目に見えないカビも生えてきます。大体約1ヶ月~1 ヶ月半をめどに取り替えましょう。
★一日のうちで、いつ歯みがきをするのが効果的?
虫歯や歯周病の原因となるプラーク(歯垢)は、ばい菌の固まりです。そのまま放置するとバイオフィルムを形成して歯ブラシでとれにくくなります。そのため毎食後に歯磨きをするのが理想的です。また、夜寝る前にも磨きましょう。寝ている時は唾液の分泌量が低下しばい菌が増殖するからです。そして、朝起きたらすぐに歯を磨きましょう。お口のなかのばい菌を朝食と一緒に摂取しないためです。
★良い歯ブラシを選ぶポイントは?
●歯ブラシの植毛部が大きすぎないもの
ブラシの植毛部が大きすぎると口の中で細かく動かせません。一番奥の歯の裏側まできちんと届く、小さ目のものを選びましょう。
●硬さや形状は歯科医師や歯科衛生士に相談する
硬い歯ブラシでゴシゴシ磨くと歯がすり減ってしまい、かえってむし歯になりやすくなります。歯周病になると、歯茎を傷めずマッサージ効果のある柔らかめの歯ブラシがお勧めです。インプラントを埋入している人も柔らかめの歯ブラシを選びましょう。ご自分に合った歯ブラシが分からない方は、いつでも遠慮なく当院でご相談ください。
●歯間ブラシやワンタフトも使ってみる
どちらも、むし歯や歯周病の予防効果の高い歯ブラシです。毛先が尖ったワンタフトブラシ(写真右)は、歯の根本の汚れを効果的に落とせます。針金にブラシがついた歯間ブラシ(写真左)は、ブリッジと歯茎の間や歯と歯のすき間の汚れを落とします。ご自分にあったサイズや使い方はぜひ当院でご相談くださいね。
★音波ブラシはいいの?
音波ブラシは、歯と歯の間や歯と歯茎の間の溝の 2~3ミリまで届くと言われ、歯茎の血行促進効果も高いといわれています。矯正治療中の方や、体が不自由な方などには特にお勧めです。携帯用、子供用など、様々な音波ブラシが販売されています。

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