デンタルニュース

2026.5月 8020 達成のために今からできること

8020 運動とは、厚生労働省と日本歯科医師会が推進する「80 歳で 20 本以上の歯を保つ」ことを目標とした取り組みです。親知らずを除く28本の歯のうち 20 本残っていれば、多くの食べ物を不自由なく楽しめるといわれています。1989 年の開始当初、達成率は約 10%でしたが、2016 年には 50%を超え、2025 年の調査では 60%以上に向上しました。

歯を 20 本以上残すことには、単に「食べられる」という以上のメリットがあります。まず、咀嚼がしっかりできることで脳が活性化し、認知症予防に効果があると考えられています。さらに、自分の歯で噛むことで食事を美味しく感じられ、栄養の吸収も良くなるため、全身の健康維持につながります。自分の歯で食べられることは、生活の質の向上だけでなく、健康寿命の延伸にも関係するのです。

歯の本数別食べられるものは?

人間には、親知らずを除くと28本の歯が生えています。

20本以上

噛みごたえのあるものや固いものなど、ほとんどの食べ物を自分の歯で食べることが出来ます。

10~19本

多少の歯ごたえのあるものでも食べることが出来ます。

0~9本

やわらかい食べものが中心になり、歯ごたえがあるものは食べにくくなります。

8020 達成のためのポイント

毎日のケアの質を高める

むし歯や歯周病予防の基本は日々の清掃です。歯ブラシに加え、歯間ブラシやフロスも活用しましょう。

定期的に歯科健診を受ける

毎日しっかり歯磨きをしていても、磨き残しを完全になくすことはできません。定期健診では、クリーニングだけでなく、歯石除去や歯周病の状態チェックも受けられます。むし歯や歯周病の早期発見にもつながります。

歯周病予防を意識する

歯周病は自覚症状が少なく進行しやすい病気です。歯ぐきの腫れや出血などがあれば放置せずに早めに受診しましょう。

生活習慣を整える

喫煙や過度な糖分摂取はリスクを高めます。食生活や生活習慣の見直しも重要です。

生涯を通じたケアを続ける

8020 は高齢期だけの目標ではありません。若いうちから予防を意識し、定期的な通院を続けましょう。

日々の小さな積み重ねが、将来の健康な歯を守ります。今からできるケアを大切にしていきましょう。

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