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子どもの歯並びが悪くなる「口の癖」とは?MFT・プレオルソで改善できることを歯科医師が解説

「うちの子、いつも口が開いている気がする」「舌を前に出す癖があるみたい」「歯並びが悪くなってきた気がするけど、矯正しかないの?」お子さまの口の癖や歯並びについて気になっている親御さんは多くいらっしゃいます。実は、歯並びが悪くなる原因の多くは「歯そのもの」ではなく、「口周りの筋肉の使い方・癖」にあることがわかってきています。この記事では、MFT(口腔筋機能療法)とプレオルソについて、歯科医師がわかりやすくお伝えします。


① 歯並びが悪くなる「口の癖」とは?

Q-子どもの歯並びが悪くなる原因は何ですか?

A- 歯並びが悪くなる原因は「遺伝」だけではありません。日常的な口の癖・筋肉の使い方のバランスが、歯並びに大きく影響するとされています。顎の骨が成長段階にある子どものうちは特に、こうした癖の影響を受けやすいとされています。

歯並びに影響する主な「口の癖」

✔ 口呼吸
鼻ではなく口で呼吸する習慣です。口呼吸が続くと、舌が正しい位置(上顎にぴったりついた状態)に収まらず、上顎の発育が妨げられ、歯並びが悪くなりやすいとされています。また口の中が乾燥することで虫歯・歯周病のリスクも高まります。

✔ 舌癖(舌を前に出す・押し付ける)
飲み込むときや安静時に舌を前歯の裏に押し付けたり、前に出したりする癖です。舌の力は非常に強く、継続的な圧力が歯を押し出すことで、出っ歯・開咬(前歯が噛み合わない状態)などを引き起こすことがあるとされています。

✔ 指しゃぶり・おしゃぶりの長期使用
2〜3歳以降も続く指しゃぶりやおしゃぶりの長期使用は、前歯が前に押し出されたり・上下の前歯が噛み合わない「開咬」につながることがあるとされています。

✔ 唇を噛む・吸う癖
下唇を噛んだり吸い込んだりする癖は、上の前歯が前に出る・下の前歯が内側に倒れるなど、歯並びに影響することがあります。

✔ 頬づえ・うつぶせ寝
毎日繰り返す姿勢の癖も、顎の発育・歯並びに影響することがあるとされています。


② MFT(口腔筋機能療法)とは?

Q-MFTとはどんな治療ですか?

A- MFT(Myofunctional Therapy:口腔筋機能療法)とは、口周りの筋肉(舌・唇・頬など)の機能を正しく整えるためのトレーニングです。歯並びに影響する口の癖・筋肉の使い方のバランスを改善することを目的としています。

矯正装置で歯を動かすだけでなく、「なぜ歯並びが乱れたのか」という根本的な原因(筋肉の使い方・癖)にアプローチすることで、矯正治療の効果を高めたり、治療後の後戻りを防いだりする効果が期待できるとされています。

MFTで改善を目指すこと
  • 正しい舌の位置・使い方を身につける
  • 口呼吸から鼻呼吸への改善
  • 正しい飲み込み方(嚥下)の習得
  • 唇・頬の筋肉バランスの改善
  • 口の癖(舌癖・指しゃぶりなど)の改善
MFTの具体的なトレーニング例

舌の位置を正すトレーニング
舌の先を上顎の前歯の少し後ろ(スポットポジション)に当てる練習です。正しい舌の位置を身体に覚えさせます。

スティック練習
アイスの棒などを使って舌の力・動きを鍛えるトレーニングです。

リップトレーニング
唇を閉じる力を鍛えるトレーニングです。口呼吸の改善につながります。

飲み込みの練習
正しい嚥下(飲み込み)のパターンを身につけるトレーニングです。

MFTは一度やれば終わりではなく、毎日の練習の積み重ねが大切です。ご家庭でのトレーニングが治療の中心となります。


③ プレオルソとは?

Q-プレオルソとはどんな装置ですか?MFTとどう違うのですか?

A- プレオルソとは、オーストラリアで開発されたソフトシリコン製のマウスピース型の口腔機能訓練装置です。歯を直接動かす矯正装置とは異なり、口周りの筋肉を正しく使えるよう促しながら、顎の発育・歯並びの改善をサポートすることを目的としています。

MFTが「トレーニング(運動)」であるのに対し、プレオルソは「装置を使って口の機能を整える」というイメージです。多くの場合、MFTとプレオルソを組み合わせて行うことで、より効果が期待できるとされています。

プレオルソの特徴

✔ 取り外し可能
食事・歯磨きの際は外せます。ワイヤー矯正のように常時装着する必要はありません。

✔ 就寝時+日中1〜2時間の装着
主に就寝中と日中の一定時間装着します。学校に付けていく必要がないため、お子さまへの負担が少ないとされています。

✔ 痛みが少ない
ソフトシリコン製のため、装着時の痛みや違和感が少ないとされています。

✔ 歯を削らない・抜かない
顎の成長を利用してアプローチするため、歯を削ったり抜いたりする必要がありません。

✔ 比較的費用が抑えられる
通常のワイヤー矯正・マウスピース矯正と比べて費用が抑えられるケースが多いとされています。

プレオルソの種類

プレオルソにはお子さまの年齢・歯並びの状態に合わせた複数のタイプがあります。担当歯科医師が適切なタイプを選択します。


④ MFT・プレオルソは何歳から始めればいい?

Q-MFTやプレオルソは何歳から始めるのが効果的ですか?

A- 一般的に3〜12歳ごろが適しているとされています。顎の骨が成長している時期にアプローチすることで、骨の発育を利用した改善が期待できるためです。特に6〜9歳ごろは顎の成長が盛んで、効果が出やすい時期とされています。

年齢別の目安
年齢 状態 アプローチ
3〜5歳 乳歯列期 口の癖の改善・MFTの導入
6〜9歳 混合歯列期(前半) プレオルソ・MFTに最適な時期
10〜12歳 混合歯列期(後半) 引き続き対応可能
13歳以降 永久歯列期 本格矯正との組み合わせを検討

「もう遅いかな」と思っていても、成長段階であればアプローチできることがあります。まずはご相談ください。


⑤ こんな症状・癖があれば相談を

以下のような症状・癖が気になるお子さまは、一度歯科医院でご相談されることをおすすめします。

  • いつも口が開いている
  • 口呼吸をしている
  • 舌を前に出す癖がある
  • 飲み込むときに舌が前に出る
  • 指しゃぶり・おしゃぶりの癖がなかなか抜けない
  • 唇を噛む・吸う癖がある
  • 歯並びが気になってきた
  • 出っ歯・受け口・開咬が気になる
  • 発音が気になる(サ行・タ行が言いにくいなど)
  • いびきをかく・睡眠中に口が開いている

⑥ ワイヤー矯正との違いは?

Q-プレオルソ・MFTとワイヤー矯正は何が違うのですか?

A- 大きな違いは「歯を直接動かすか・口の機能から整えるか」という点です。

プレオルソ+MFT ワイヤー矯正
アプローチ 口腔機能・筋肉から整える 歯を直接動かす
適した時期 成長期(3〜12歳ごろ) 永久歯が生えそろってから
痛み 少ない 調整時に痛みが出ることも
見た目 就寝時中心のため目立たない 装置が見える
後戻りのリスク 根本原因にアプローチするため比較的少ないとされる 保定装置が必要
費用 比較的抑えられる 高め

プレオルソ・MFTで対応できる範囲には限界もあり、重度の歯並びの乱れにはワイヤー矯正・マウスピース矯正が必要なケースもあります。まずは現在の状態を確認したうえで、最適な方法をご提案します。


⑦ よくあるご質問(Q&A)

Q-プレオルソは保険適用になりますか?

A-プレオルソは基本的に自由診療(保険適用外)となります。費用は医院・治療内容によって異なりますので、詳しくは受診時にご確認ください。

Q-毎日装着するのが大変そうです。子どもが嫌がらないですか?

A-最初は違和感を感じるお子さまもいらっしゃいますが、ソフトシリコン製で痛みが少なく、就寝中の装着が中心のため、慣れてくると負担なく続けられるお子さまが多いとされています。

Q-MFTのトレーニングはどこでやるのですか?

A-歯科医院でのトレーニング指導と、ご家庭での毎日の練習の組み合わせで進めます。わかりやすく指導しますので、ご家庭での練習も無理なく続けられるよう工夫しています。

Q-プレオルソだけで歯並びは完全に治りますか?

A-プレオルソ・MFTで改善できる範囲には個人差があります。症状が軽度〜中程度であれば大きな改善が期待できるケースもありますが、重度の場合は本格的な矯正治療との組み合わせが必要になることもあります。まずは現在の状態を確認させてください。


⑧ 海老名・厚木のたんぽぽ歯科からのメッセージ

「歯並びが気になるけど、まだ矯正するには早い?」「口呼吸や舌の癖が心配」——そんなお悩みをお持ちの親御さんは、ぜひ一度ご相談ください。

歯並びの問題は、早期に根本原因(口腔機能・筋肉のバランス)にアプローチすることで、より負担の少ない方法で改善できる可能性があります。たんぽぽ歯科(海老名・厚木)では、お子さまの口腔機能の発育を大切にしながら、MFT・プレオルソを含めた幅広いアプローチでサポートしております。

「まず話だけ聞きたい」という段階でも、どうぞお気軽にご来院ください。スタッフ一同、笑顔でお迎えします😊

こんな方はぜひご相談ください
  • お子さまの口呼吸・舌癖が気になる
  • 歯並びが悪くなってきた気がする
  • 矯正を考えているが何から始めればいいかわからない
  • プレオルソ・MFTについて詳しく知りたい
  • 指しゃぶり・おしゃぶりの癖がなかなか抜けない

ご予約はこちらへ WEB予約|海老名、厚木の歯医者『たんぽぽ歯科』

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